fc2ブログ

記事一覧

掲載不可は当然の結果

本当にどうしましょうか。
何がって、今週のSPA!のイボ連載についてですよ。

SPA!で不掲載になってWiLLに持ち込んだヘイトマンガについて、イボは《あらゆる抗議を想定した上での作品だから、抗議が来たら、誌上で討論してもいいし、反応を紹介してもいい。わしは絶対に勝てる!》と自信満々でありましたが、実際読んでみると酷い内容でした。

SPA!は戦えるかな? https://www.gosen-dojo.com/blog/23233/

その内容についての批判はこのブログでも何度かに分けて書きました。

イボナメクジの慰安婦揶揄 http://washiblotomo.blog.fc2.com/blog-entry-522.html?sp

当事者の口をふさぐイボ http://washiblotomo.blog.fc2.com/blog-entry-532.html

本当の反響が始まった http://washiblotomo.blog.fc2.com/blog-entry-534.html

慰安婦問題再検証撤回 2015夏 http://washiblotomo.blog.fc2.com/blog-entry-537.html


イボナメクジは「あらゆる抗議を想定した上での作品」だと胸を張りますが、その非論理的でお粗末な理論武装には呆れ果て、思わず細川たかしのモノマネでおそ松くん音頭を歌い、踊り狂ってしまいそうになります。

一つ一つ丁寧に指摘してゆくのは面倒なので私はやりません。
おそらく他の人がツイッターかどこかで既に反証しているかもしれませんので、正確な証拠をあげての反論を読みたい方はそちらを読みに行って下さい。

私は大雑把にツッコミを入れるだけにします。




ギャグというのは人それぞれ好みというものがありますから、それこそ植田まさしのマンガを読んで腹筋崩壊するような人ももしかしたら存在するかもしれませんし、ハリウッドザコシショウの古畑任三郎のモノマネを観てもクスリとも笑わない人だっているでしょう。



でありますから、イボナメクジが慰安婦少女像をおちょくったマンガを読んで笑える奇特な人がいるのかもしれませんが、正直これで笑える人は己の感性を疑った方がいいでしょう。

この慰安婦少女像の描写は歴史認識として慰安婦の強制連行があったかなかったか以前の問題です。

イボナメクジはデフォルメ表現として語尾に「ニダ」「スミダ」をつけたのだと無邪気ぶりますが、そもそもそれは朝鮮系の人々を嘲笑する意図で使われるようになったネットスラングです。
それを使っておきながら差別的な意図はないなどとの言い訳が通用するわけがないでしょう。

これがダメならモノマネ全般がダメだと一気に極論に振り切って言い包めようとするのはイボが得意とする詐術の一つです。

コロッケのモノマネが差別を誘発しますか?
しないでしょう。
一方、イボのそれは韓国人や韓国人の元慰安婦への差別を喚起しています。

しかしイボは己の差別を正当化する為に、それを「ポリコレ」批判に繋げて、またぞろ平気でデマを流します。



「アメリカではポリコレが行き過ぎてメリークリスマスが言えなくなった」というのは有名なフェイクニュースです。

これは数年前に流れたデマですが、イボはその使い古されたデマを流し、ポリティカル・コレクトネスを言葉狩りであるかのように悪質な印象操作を行なっています。

「メリークリスマス!」が言えなくなったアメリカ https://togetter.com/li/1063006


イボナメクジはブログでも書いていましたが、「抗議・恫喝・脅迫などに屈していたら、表現はどんどん不自由になっていく」と言いますが、抗議を恫喝や脅迫と同列に扱うことの異常さに一切気づいていません。



そして「右翼からの抗議は不当だが、左翼からの抗議ならいいなんてことはないだろう」などと書いていますが、「それはお前が言えるのか?」と問いたくなります。

イボやイボ周辺は今まで一度たりとも抗議の声をあげたことはなかったのでしょうか?




立憲民主党広報部長に、抗議・質問のメールを再送付。 https://www.gosen-dojo.com/blog/20484/

「殺害予告」の人物から謝罪文 https://www.gosen-dojo.com/blog/21045/

最近だけでも立憲民主党や一般人に抗議をして悦に入り、ブログ記事にしているではないですか。
そんなことをしていたら、どんどん物言えぬ時代になってしまうじゃないですかぁ?

まさか他の人の抗議は不当だが、自分たちの抗議ならいいってことじゃないですよね?



イボナメクジは自分のスタッフのドロヘドロが行なったテロ行為について監督者としてさっさと謝罪してくださいね。




作家と出版社の力関係は圧倒的に出版社の方が上でしょう。
そんな己の腕一本で生きている作家の覚悟を「脅迫」と言って非難する零落したマンガ家には反吐が出ます。

自分自身もかつてSPA!を飛び出したことがあるのに、まさか自分の脅迫はいいけれど、他の作家の覚悟は不当なんて言うんじゃないですよね?



この「あなたの意見には反対だが、あなたが意見を表明する権利は命がけで守る」ってのも今や手放しで称揚出来るフレーズじゃなくなりました。

このフレーズは今ではレイシストの常套句となり、自分たちのヘイトスピーチを正当化するために多用されているのです。
「差別ではなく事実」や「ヘイトではなく正当な批判」というのと同じで、安易にそのフレーズを使う奴は怪しんだ方が良いでしょう。
まさにイボ道場で多用されているフレーズばかりです。


さてエロ写真週刊誌Flashのイボ連載もありますが、私はもうバカバカしすぎて、おそ松くん音頭を踊りそうなので、一言だけツッコミを入れて終わらせていただきます。




イボの批判は憎しみがこもっていないからヘイトではないそうです。
それは差別者がよく言う言葉ですよね。

新大久保あたりでヘイトスピーチデモしている連中もおそらく同じことを言うでしょう。
我々は差別しているのではなく、真っ当な批判をしているのだ、と。

憎しみがこもっているかいないかなんて主観を持ち出して自分の発言が憎悪表現ではないと言って、それが通用すると思っているとは何たる能天気。
何たる脳内お花畑なのでしょうか。

イジメをしている生徒に自分の主観だけで「これはイジメではない」なんて言われ、「はい、そうですね」と納得する先生がいたら、そりゃ教師失格でしょう。


まったくイボも休み休み言って欲しいものです。

にほんブログ村 哲学・思想ブログへ
にほんブログ村

スポンサーサイト



コメント

No title

こんにちは
「ゴーマニズム宣言」ここ最近の「質の悪さ」には首をひねるばかりです。
何か底が抜けた感があります。

問題になっている作品、「Spa!」掲載不可の判断は編集部として当然の権利行使だと思います。
率直に言って「在特会」等の団体が行っているヘイトスピーチとなんら変わらず、「表現の自由」など主張するに値しないものです。
巷間よく言われるように、このような悪質なヘイト表現こそが、「表現の自由」を圧殺し狭めていくのです。

それ以前の問題として漫画として全く面白くありません。
その昔赤塚不二夫の入門書に書かれていた漫画表現の絶対的な禁忌のひとつ「ひとりよがり」そのものです。
「言論としての質」「作品としての質」二重の意味で商業誌への掲載には値しないものです。

以前にも書きましたが、小林先生の表現者としての賞味期限は完全に切れています。
かつてはあった霊感がものの見事に消え去り、残ったのものは目を背けたくなるような卑小な人間性だけになってしまいました。
数年前まではそれを自覚し、何とか軌道修正を図ろうともがいていたのですが、今はそれも諦め、かつての古びた鋳型を使い、「始めから結論ありき」の暴論を「中学生が言えば大人からたしなめられるような」屁理屈で埋めている有様です。

「あなたが意見を表明する権利は命がけで守る」には失笑を通り越し、「この人大丈夫か?」と心配になりました。
最近の氏の漫画の特徴によく見られることですが、「自分が指摘されては絶対に困るひた隠しにしたい弱点」を先回りして他者に対してぶつけるのです。
よくある深層心理の働きですが、それも行きすぎると病名がつくようなものになるのではないでしょうか。

小林氏の漫画は何も面白くなく不快なだけですが、小林氏の存在自体は漫画としてWatchするには面白いとは思います。
どこまで堕ちていくのか私もしっかり見届けたいと思います。

慰安婦は、20万人もいながら、小林ただ1人に差別されちゃうんですか?

コメントの投稿

非公開コメント