慰安婦問題再検証撤回 2015夏
- 2019/10/05
- 07:10
さて、昨夜は独り寂しく劇場で新作映画を観てきました。
『ジョーカー』かと思わせておいて、実は『HiGH&LOW THE WORST』を真っ先に観に行くのは80年代少年ジャンプを黄金期だと思い込んでいる私であるのですから当然の行動です。
世界観の違いなんて関係ねぇ！ 世界一つおいのだーれだ大会が開かれたら嫁を質に入れてでもアリーナ席を確保する所存のファミコンジャンプ脳の私にとってはSWORD地区の鬼邪高校と殺し屋軍団鳳仙学園が激突すると聞いたら、そりゃもうイボいじりなんてしている場合ではなく、仕事がハネたら速攻で映画館にダッシュするのは僕が僕であるために勝ち続けなきゃならない的な情熱の真っ赤な薔薇です。
ハイローを観て熱くなっているので、ちょっと何を言っているのか分からなくなってきました。
少し心を落ち着かせて冷静になる為にイボいじりでもしてみましょう。
イボナメクジは相変わらず右派側の検証に基づいて慰安婦問題を語っています。
イボはさまざまな事案で陥穽が指摘され、その検証能力が疑問視されている日本の保守言論人たちの調査結果を頼みの綱としているわけですが、最近も地球温暖化の原因は二酸化炭素などの温室効果ガスなどではないと主張し、それは原発推進派の陰謀であるというような内容を閉鎖空間であるブロマガの記事で書いたように、イボナメクジは物事を判断する能力が著しく乏しいのではないでしょうか。
戦争論に感化されたイボ読者は今一度立ち止まり、イボや右派の主張を鵜呑みにせずに、現在進行形の研究や検証などを自ら通読する必要があると思うのですが、彼らはそれを絶対にしません。
「自虐史観など読むに値しない」などと言って逃げを打ち、イボとヘドロのお言葉待ちをするのみでしょう。
今回のイボのWiLLの件で、私はふと思い出したのですが、イボナメクジ自身はいっとき慰安婦問題を再考する必要に迫られているのではないかというような発言をし、それを読んだ私は「最近は首を傾げざるを得ない発言が多くて正直もう付き合いきれなくなってきたけど、慰安婦問題の認識を改めるというのなら凄いぞ。それはつまり思考が凝り固まることがなく、自分が間違っていると分かったら素直に非を認め、すぐに謝罪し、考えを改める潔さがあるということなのだからな」と一人興奮していたのです。
台湾人の元慰安婦に同情する https://yoshinori-kobayashi.com/8034/
TBS「報道特集」今回の慰安婦問題はダメです https://yoshinori-kobayashi.com/8180/
2015年当時、これらのブログを読んだ時、色々と問題のある内容ですが、それでも日本軍の慰安婦への扱いの酷さに目を向け、慰安婦問題の再検証を匂わせていたので、私はそこに正直期待しました。
《イヤだと断るのだが、脅されて慰安婦にされてしまったようだ。19歳当時の写真を見ると、美人だ。全然スレた感じはない。毎日20人くらいの日本兵を相手にしなければならなかったらしい。わしはこれを見て同情してしまった。》
《朝鮮人の元慰安婦のようなとげとげしい反日感情がなく、ところどころ日本語を交えて話す様子を見て、一刻も早く日本政府が謝罪した方がいいと思ってしまった。 》
アバズレじゃない美人だからという理由で同情したり、朝鮮人慰安婦みたいにとげとげしい反日感情が見られないから聞く耳持つとか、最低のトーン・ポリシングですが、それでもそこから徐々に変化してゆく可能性はあるかもしれないと、今となっては有り得ぬ期待を抱いてしまいました。
《中曽根康弘が慰安所を作った理由は、日本兵が現地の女性を強姦しまくっていたかららしい。強引に拉致して慰安所に連れて行ったり、学校に行けると騙されて連れて来られた少女もいたようだ。当時13歳だった少女が、日本兵3人に輪姦された証言は、あまりに酷くて、思わず日本兵を憎んでしまい、同じ日本人として恥ずかしく思った。募集広告で自発的に慰安婦になった娘ばかりではないようだ。》
このように書きながら、その元慰安婦を支援しているのがオランダ人女性だと知ると、オランダ人は植民地支配した側だからお前らに言われたくないと、呆れた難癖をつけていますが、それでも日本軍の関与は認めています。
(この件はいわゆる「良い関与」とやらでさえないのですから、それを認めたことは重要です。)
現在支援しているオランダ人女性は当時のオランダ政府やオランダ軍を代表しているわけではないのに、《オランダ人はインドネシアのことで、日本人を批判できる立場にはない！この事実を隠したまま、オランダ人を称賛し、日本軍のインドネシアでの戦時性暴力を批判しても、それは誠実な報道とは言えない。》と無茶苦茶な言いがかりをつけるのはいかにもイボナメクジらしい振る舞いです。
《オランダ人は日本軍に負けた恨みがあるから、今も日本をなんとかして貶めてやろうという運動をしてるのかもしれない。》というイボお得意の「かもしれない陰謀論」を展開するのも彼らしさ全開です。
それでも、ここから慰安婦問題を再検証するのだろうと期待していたのです。
「ゴー宣道場」圧巻の女性発言 https://yoshinori-kobayashi.com/8253/
しかしその直後の道場での女性参加者の発言に勇気づけられたのか、結局は戦時下の性欲や性暴力の認識を改めることは有耶無耶になり、そして未だにWiLL掲載マンガ程度の認識を披露してみせているのです。
実は、その圧巻女性の回の道場に私たち夫婦は参加していました。
そして、それを最後に二度と道場には応募することはありませんでした。
道場の帰り、私は激怒していたのを覚えています。
女性参加者の発言を利用して、自分たちの都合の良い解釈を仲間内でチイチイパッパとやっているだけだと、青山でラーメンを啜りながら妻と話したのを思い出しました。
そうして遂にはまたしも戦争論の頃の認識に逆戻りして、そこから立ち止まったまま動かないで老いぼれてゆくのでした。
日本人慰安婦を想う https://yoshinori-kobayashi.com/9560/
《韓国人よりも、もっと多くの日本人の元慰安婦たちは、今も黙して語らず、この日本のどこかで、静かに、そして冷ややかに「日韓合意」を見ているのだろう。彼女たちを尊敬する。》
またぞろ沈黙する日本人慰安婦を引き合いに出して、声をあげた女性たちを踏みつけるのです。
イボナメクジは女性門弟や日本人慰安婦を盾にして、ヘイトを垂れ流すのですから極めて悪質です。
彼女たちを利用して差別しているイボナメクジを看過しておいて良いわけがありません。
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『ジョーカー』かと思わせておいて、実は『HiGH&LOW THE WORST』を真っ先に観に行くのは80年代少年ジャンプを黄金期だと思い込んでいる私であるのですから当然の行動です。
世界観の違いなんて関係ねぇ！ 世界一つおいのだーれだ大会が開かれたら嫁を質に入れてでもアリーナ席を確保する所存のファミコンジャンプ脳の私にとってはSWORD地区の鬼邪高校と殺し屋軍団鳳仙学園が激突すると聞いたら、そりゃもうイボいじりなんてしている場合ではなく、仕事がハネたら速攻で映画館にダッシュするのは僕が僕であるために勝ち続けなきゃならない的な情熱の真っ赤な薔薇です。
ハイローを観て熱くなっているので、ちょっと何を言っているのか分からなくなってきました。
少し心を落ち着かせて冷静になる為にイボいじりでもしてみましょう。
イボナメクジは相変わらず右派側の検証に基づいて慰安婦問題を語っています。
イボはさまざまな事案で陥穽が指摘され、その検証能力が疑問視されている日本の保守言論人たちの調査結果を頼みの綱としているわけですが、最近も地球温暖化の原因は二酸化炭素などの温室効果ガスなどではないと主張し、それは原発推進派の陰謀であるというような内容を閉鎖空間であるブロマガの記事で書いたように、イボナメクジは物事を判断する能力が著しく乏しいのではないでしょうか。
戦争論に感化されたイボ読者は今一度立ち止まり、イボや右派の主張を鵜呑みにせずに、現在進行形の研究や検証などを自ら通読する必要があると思うのですが、彼らはそれを絶対にしません。
「自虐史観など読むに値しない」などと言って逃げを打ち、イボとヘドロのお言葉待ちをするのみでしょう。
今回のイボのWiLLの件で、私はふと思い出したのですが、イボナメクジ自身はいっとき慰安婦問題を再考する必要に迫られているのではないかというような発言をし、それを読んだ私は「最近は首を傾げざるを得ない発言が多くて正直もう付き合いきれなくなってきたけど、慰安婦問題の認識を改めるというのなら凄いぞ。それはつまり思考が凝り固まることがなく、自分が間違っていると分かったら素直に非を認め、すぐに謝罪し、考えを改める潔さがあるということなのだからな」と一人興奮していたのです。
台湾人の元慰安婦に同情する https://yoshinori-kobayashi.com/8034/
TBS「報道特集」今回の慰安婦問題はダメです https://yoshinori-kobayashi.com/8180/
2015年当時、これらのブログを読んだ時、色々と問題のある内容ですが、それでも日本軍の慰安婦への扱いの酷さに目を向け、慰安婦問題の再検証を匂わせていたので、私はそこに正直期待しました。
《イヤだと断るのだが、脅されて慰安婦にされてしまったようだ。19歳当時の写真を見ると、美人だ。全然スレた感じはない。毎日20人くらいの日本兵を相手にしなければならなかったらしい。わしはこれを見て同情してしまった。》
《朝鮮人の元慰安婦のようなとげとげしい反日感情がなく、ところどころ日本語を交えて話す様子を見て、一刻も早く日本政府が謝罪した方がいいと思ってしまった。 》
アバズレじゃない美人だからという理由で同情したり、朝鮮人慰安婦みたいにとげとげしい反日感情が見られないから聞く耳持つとか、最低のトーン・ポリシングですが、それでもそこから徐々に変化してゆく可能性はあるかもしれないと、今となっては有り得ぬ期待を抱いてしまいました。
《中曽根康弘が慰安所を作った理由は、日本兵が現地の女性を強姦しまくっていたかららしい。強引に拉致して慰安所に連れて行ったり、学校に行けると騙されて連れて来られた少女もいたようだ。当時13歳だった少女が、日本兵3人に輪姦された証言は、あまりに酷くて、思わず日本兵を憎んでしまい、同じ日本人として恥ずかしく思った。募集広告で自発的に慰安婦になった娘ばかりではないようだ。》
このように書きながら、その元慰安婦を支援しているのがオランダ人女性だと知ると、オランダ人は植民地支配した側だからお前らに言われたくないと、呆れた難癖をつけていますが、それでも日本軍の関与は認めています。
(この件はいわゆる「良い関与」とやらでさえないのですから、それを認めたことは重要です。)
現在支援しているオランダ人女性は当時のオランダ政府やオランダ軍を代表しているわけではないのに、《オランダ人はインドネシアのことで、日本人を批判できる立場にはない！この事実を隠したまま、オランダ人を称賛し、日本軍のインドネシアでの戦時性暴力を批判しても、それは誠実な報道とは言えない。》と無茶苦茶な言いがかりをつけるのはいかにもイボナメクジらしい振る舞いです。
《オランダ人は日本軍に負けた恨みがあるから、今も日本をなんとかして貶めてやろうという運動をしてるのかもしれない。》というイボお得意の「かもしれない陰謀論」を展開するのも彼らしさ全開です。
それでも、ここから慰安婦問題を再検証するのだろうと期待していたのです。
「ゴー宣道場」圧巻の女性発言 https://yoshinori-kobayashi.com/8253/
しかしその直後の道場での女性参加者の発言に勇気づけられたのか、結局は戦時下の性欲や性暴力の認識を改めることは有耶無耶になり、そして未だにWiLL掲載マンガ程度の認識を披露してみせているのです。
実は、その圧巻女性の回の道場に私たち夫婦は参加していました。
そして、それを最後に二度と道場には応募することはありませんでした。
道場の帰り、私は激怒していたのを覚えています。
女性参加者の発言を利用して、自分たちの都合の良い解釈を仲間内でチイチイパッパとやっているだけだと、青山でラーメンを啜りながら妻と話したのを思い出しました。
そうして遂にはまたしも戦争論の頃の認識に逆戻りして、そこから立ち止まったまま動かないで老いぼれてゆくのでした。
日本人慰安婦を想う https://yoshinori-kobayashi.com/9560/
《韓国人よりも、もっと多くの日本人の元慰安婦たちは、今も黙して語らず、この日本のどこかで、静かに、そして冷ややかに「日韓合意」を見ているのだろう。彼女たちを尊敬する。》
またぞろ沈黙する日本人慰安婦を引き合いに出して、声をあげた女性たちを踏みつけるのです。
イボナメクジは女性門弟や日本人慰安婦を盾にして、ヘイトを垂れ流すのですから極めて悪質です。
彼女たちを利用して差別しているイボナメクジを看過しておいて良いわけがありません。
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